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日々是好日、ランRUN日和

かつては、サブスリーランナーとして幾多のレースを駆け抜けてきました。 怪我をして、一歩引いたところに身を置いたとき、新しい走りの楽しみを見つけに行きたくなりました。 日々是好日(ひびこれこうじつ)。 毎日が最良の日になりますように!

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2月9日(日) 快晴

会場近くの駐車場に車を停め、5分ほど歩いて会場入りしました。




会場入りは、7時半

レーススタート時刻は、8時55分

たっぷりと余裕があったものの、この日の気温は3度しかなかった(後日調べ)ので、荷物預り所のある屋内でじっと待機していました。


・・・・・


8時25分

レース30分前になったので、スタート地点に向かいます。

はっきり言って、練習不足なのはわかっていましたし、これまでのトレーニングでも、10kmで45分すら切れませんでしたので、

目標:1時間40分以下

出来れば、10年前の初のハーフマラソンタイムである、1時間36分未満なら、万々歳

最低目標:1時間45分以下(キロ平均4分59秒以下)

を目指しました。


・・・・・



8時45分(スタート10分前)


ほとんどの選手がスタートポジションに並び終えました。

自信が無いのに、私のスタートポジションは、前から5列目くらいの、ほぼ最前列w

なので、

周りから聞こえる声は・・・

「前半は10km40分(キロ4分ペース)でいって、後半はキロ3分40秒くらいまで上げていこうと思う」

とか、

「まあ、80分くらいが目標かな?」

なんて声が飛び交っていました。

ので、

皆さんの足元を見ると、多くの方が、「話題のナイキの厚底シューズ」を着用していました。



明らかに場違いな場所を陣取っている私w

目標は、100分ですしw

シューズは、明らかに寿命を過ぎたナイキの薄底シューズでしたw

ちなみに、このナイキの薄底シューズ(STREAK)は、3年前に買ったシューズです。アシックスの公式サイトによれば、未使用でも3年でシューズは劣化するそうなので、ハーフで10戦くらい使って且つ3年もたったこのシューズは、明らかに劣化品と言えるでしょう。

でも、

ニューシューズで臨むほど、バリバリで気合が入っているわけでもないし、

記録を狙っているわけでもないし、

そもそも、このコースでのこのシューズの相性がいいので、劣化してても問題なし!

って感じでおりました。



・・・・・・


8時55分(スタート時刻)


遂にスタートの時を迎え、スタートの号砲とともに、一気に駆け出し、2020年最初のレースが、幕を開けたのでした。


さて、このコースはというと、



一本道を行って帰ってくるだけの単調なコースです。

ちなみに、高低図を見ると



行きは、延々と登って折り返すので、帰りは延々と下るだけのコースです。

ので、

前半で脚を使いすぎないことがポイントになります。

特に6kmあたりから7.5kmにかけての登りは、少しきつくなっているので、ここで歩かないようにするのが、肝になります。

今回は、時間的目標設定もありましたが、それ以上に重要な目標としているのが、

「歩かない」

ということ。

当たり前すぎる内容ですが、「止まらず・歩かず・完走!」が、大きなテーマとなっていますので、きつくなったら、ペースを落としてでも、この目標は必達したいと考えていました。


・・・・・


1km通過

この日は、本当に風の強い日で、大会会場では、あちこちでつむじ風が吹いていました。

小さな竜巻のように、渦を巻いた風が吹き、気温以上に体感気温は低く感じられました。

向かい風ともなると、体を押さえつけられる感じがして、ちっとも前に進む感じがしませんが、これは走っているランナー全員が同じ状況。

目の前を走るランナーのペースが、自分のリズムにちょうどいい感じでしたので、彼をペースメーカーにして、必死に食らいついていくのでした。




5km通過

ここまでは、登りと言えるほどの登りではなくやや登り勾配の走路といった感じでした。

が、

ここから徐々に坂がきつくなり、

息が荒くなり、

ペースが、ガクンと落ちました。

が、

「絶対に歩かない」

という、強い決意があったのと、タイムを見て気落ちしないように、時計を一切見ていなかったおかげで、何とか坂に立ち向かっていくことができました。




・・・・・・・



周りでは、徐々に坂に負けて歩き出してしまう人が、ちらほら見えました。

自分自身も練習の際に、10km持たずに歩いてしまうことが何度もありましたので、つられて歩いてしまいたくなる衝動がありましたが、

「とりあえず、10.5kmの折り返しまで行けば、後は下りになってなんとかなる」

ということだけを心の支えにして、登っていきました。



・・・・・・・


ということで、レース前半までをお送りしました。

なんだか知らないうちに、ブログツールに文字数制限があって、一気に全部お送りできませんので、今日はここまでです。


後半戦は、明日以降でアップします。

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2月8日(土)


いよいよ明日は、桐生市 堀マラソンです。

今年初のレースなんですが、

昨年の夏から、なんだか と~っても不調感が抜けず、

ロクな練習もできないまま(←「しないまま」が本音w)

秋から冬に入っても、

距離的にも月間300kmが踏めないまま年末を迎えました。

が、

クリスマスイブには、


走らないのに膝に水が溜まりwww


クリスマスに水を抜いてもらってからは、更に走れなくなったまま新年を迎えました。



・・・・・・・・・・・


と、

ひとしきり言い訳を並べたてましたが、


すべては、自分自身の意志の弱さから来たことで、



「仕事が忙しい」

「仕事のストレスが半端ない」

「アラフィフで老化が進んだw」



などと、言い訳をしては酒を飲み(←これが一番の問題w)

で、

体重が、66kgにまで増量し(←このせいで膝に水でゎ?ww)


と、

今年初のレースにかけた、モチベはダダ下がりだったのでした・・・



ので、



「今回は行くのやめようかな~」


なんて、思いもありましたが、


とりあえず、


「付帯の趣味の『車中泊』を楽しみに行ってみよう」


ってノリで、前泊で出かけていくのでした。



・・・・・・・・・・・



さて、

今回の車中泊も、「ステーションワゴンの愛車」(←ボロって言わないw)のラゲッジルームでお泊りです。

ちなみに、今年初の最強寒波襲来で、寒さに不安がありますが、今回の車中泊の場所は、群馬県内のサービスエリアですので、最低気温でも氷点下2~3度程度ですので、「我が家に比べれば恐るるに足らず」ですね。

ってことで、

ラゲッジルームには、





まず百均の断熱シートを敷き(←長さが足りないw)

で、その上には、





長野県名物の『長座布団』(←180cmの長さの座布団です。知らない人はググろうw)

で、

その上に、






封筒型のシュラフ(寝袋型 気温10度まで対応)を敷き、

さらにその上に、




羽毛布団をかけて完成です。

ちなみに、

真冬に車中泊する際には、氷点下仕様のシュラフを使うか、布団を使うかのいずれの場合も、


「羽毛」が必須です!(←羽毛最強説w)


で、


これを積んで、いざ「群馬へ向かってGO!」となりました。


・・・・・・・・・・


さて、

本来なら、群馬の大会ならレース当日の朝(っていうか、未明頃w)に出かければ十分に間に合うはずなんですが、2時間運転した疲労を引きずったままレースに出られるほど、今の自分にはスタミナがなく、できれば「ぐっすり眠った後に走りたい!」という気持ちがありました。

ので、

予定のサービスエリアには、夜6時ころに着き



 

百均で買った、吸盤クリップにバスタオルを付け、





前からの目隠しを付けたら(←写真は、練習で自宅で取り付けた雰囲気です)

サイドのガラス等にも見隠し板を付け(←これも百均で買ったクッションシートを養生テープでいつけただけの白物・・・あまりに無様なので写真にとれずw・・・ってか、目隠しになれば何でもありって感じww)


外からは中が見えにくい状況を作って、夕食に買ってきたスーパーの弁当を食べようと思いました。

ら、


ギャ~!!!!


弁当ひっくり返した~wwww

と、思ったら・・・

娘からLINE

で、

友達とラーメンを食べに行った写真がUPされていて、





へぇ~って思ってたら、

ひっくり返した弁当の写真を撮る余裕もなくw

「もう寝ます」なんて、いじけた子供のようなLINEを返しww

て、

ひっくり返したせいで食べそこなった分の夕食の足しにおにぎりを追加食いして、


早々に7時半には、眠りにつくのでした・・・(←食べた直後の睡眠は体に悪いよw)


・・・・・・・


で、

2月9日(日) 桐生市堀マラソン 当日

次回に続く・・・・

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ひっどいレースになってしまった、「ぐんまマラソン」。

レース後は大腿四頭筋を中心に、筋肉痛が酷く、振替休日になった、4日(月)はランオフしました。

ので、

そのぶん、珍しく大掃除に明け暮れ、

奇麗に片付いた部屋を眺めて、「プチ満足感」を堪能しました。



で、

翌5日(火)も走れないまま、



そんでもって、

本日6日(水)は、水曜ポイント練習どころか、キロ5分15秒ペースの10kmジョグ。




っていうことで、

今日の話題は何もないので、

「ぐんまマラソン(おまけ編)」と題して、つなぎ記事を入れたいと思います。



・・・・・・



【おまけ① 心拍数と平均ペース】


本編では、掲載できませんでしたが、

心拍数と平均ペースの推移をみると、「どれだけ歩いたか?」が見えてきます。



すごいですね~

15km過ぎに一本線が引かれているのが、トイレで立ち寄った際に脚が止まった様子です。

で、

22km過ぎにグラフに下に垂れた線が入っているのが、遂に歩いてしまったところです。

が、

ここまでは、ある程度一定のペースと心拍数とピッチで走れていましたが、ここで一気に崩壊してしまいましたね~

で、

25km以降は、500m~1kmほど走っては、歩きが入りましたが、

30km以降では、ちょっと走って、ちょっと歩くの連続ですので、グラフはギザギザのエライことになっていますw

ので、

もうここからは、「ほぼ歩き」でした。



・・・・・・・



【おまけ② ラップ表】

トータルタイムと5km毎のタイムは、前回記事に掲載した通り、





こんな感じでした。

で、

どーでもいいかもしれませんが、

時計から拾った、1km毎のタイムは、次の 通りです。









酷いラップタイムですね~ww

でもまあ、これも一つの事実として受け止めないといけませんね。



・・・・・・・・・・



【おまけ③ ランアフター】


ボロボロの成績・ボッチ旅・貧乏人w

見事な3点セットがそろったので、レース後の長居は無用です!

ので、




会場でもらった、「おっきりこみ(群馬名物)」を味噌汁代わりに、持ってきたおにぎりを昼飯で食ったら、(この時もう、13時半ころ)





すこーしだけ、ブースを眺めて、

14時丁度

速攻で帰宅しました。




・・・・・・・・・



さて、

死ぬほどきつかった、「ぐんまマラソン」。

今回も、「記録より記憶に残るレース」となりました。

今も、左足の裏では、つぶれたマメがズキズキと疼き、太ももはパンパンに張っています。

本日の朝の気温は、自宅の温度計表示で0度を指していました。

ので、

今年初のウィンドブレーカー上下着用にランニンググローブとニットキャップをつけてのランになりました。

ちなみに

ジョグペースだと、10km走っても汗は殆どかいておらず、近づく冬を感じずにはいられない朝となりました。

さあ、

ここからの走り込みで、来年の出来が決まります。

どんな年にするのかは、自分次第。

ガチランを押し通すのか、ファンランナーでいくのか?

どうするか、今のところわかりませんけれど、

とりあえず、今週はレースの疲れを癒したいと思います。




本日のラン  10.31km 54分37秒

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11月3日(日)ぐんまマラソン当日

前回の前編に引き続き、レース本編をお送りいたします。

ちなみに、

毎度のことながら、すごい長い記事で、すいません。


・・・・・・・


さて、

スタートの号砲が鳴り、

勢いよく飛び出す・・・・

はずですが、

このコースは、スタート直後の走路の幅が狭く、私は最前列の「陸連選手」のSブロックの次に並べる「Aブロック」にいたはずなのに、ひどい渋滞で前に進むことができませんでした。

そのため、

最初は完全にジョグペースになってしまい、最初の1km通過タイムは、「5分11秒」もかかりました。

が、

体調不良のコンディション的には「丁度いい」と思っていました。

まあ、当初から、

「最初の5kmは、アップだと思って走るくらいでちょうどいいのだろう。」

そう思っていました。

が、

アップどころか、3kmが遠いのなんの・・・

今回は心拍数もチェックしながら走ろうと思っていたので、頻繁に時計はチェックしていましたが、心拍数が165~170という今の自分にとって高いレベルを行き来しつつも、ラップタイムは4分40秒ほどの遅いタイムしか出ておらず、

「きつい割には遅い」

という、一番苦しい展開で進んでいったのでした。





9km通過

この辺りから、ようやくリズムよく走れるようになりました。

このコースは、あまりアップダウンがないので、リズムがつかめたらガンガン行きたいところ。

なので、

「ちょっとトイレに寄りたいな」

って気持ちもありましたが、リズムを崩したくないので我慢して「無心」で、駆け抜けていきました。






15km通過

やはり練習不足のため、この辺りから早くも脚が重くなり始めました。

ので、



16km通過直後

目の前のトイレに寄って用を足しつつ一息つき、

尿の分だけ軽くなった体で、再びコースに戻っていきました。




・・・・・・・・




「先ずは前半の21kmをしっかり走りきる」

これが、最初の目標でした。

ちなみにこれは、


21kmをしっかり走り切れれば、残りの距離は半分以下になる。

そうすれば気持ちは少し楽になり、後半もしっかり走れるはず。


そう思っていたからでした。


しかし、

21kmに届かない19kmあたりから本当に脚が重くなり始め、

目標の21kmを通過するころには、かなり失速し始め、





22km通過直後


ついに歩いてしまいました・・・


やはり30km走がほとんどできず、走れてもハーフまでだったので、脚が21km以上の距離に全くと言っていいほど対応できていませんでした。

ですが、

ここでは20秒ほど歩いただけで、すぐに走りに戻すことができ、

前半のペースから比べれば、ジョグのようなペースになりましたが、

それでも走り進めることができました。




・・・・・・・



【地獄の一丁目】


「きつい!」


この一言だけが、脳内を支配し続けました。

もうここまでくると、タイムがどうという問題ではなく、

「何とか無事にゴールすること」

これだけが、目的に変わりました。


しかし、



28km通過

恐れていた腹痛が始まり、みぞおちの下あたりが、キリキリと痛みを発し始めました。

でも、


「走れないわけじゃない」


そう、気持ちを奮い立たせて、前に前にと進んでいきました。



・・・・・・・・・・



【本当の地獄の始まり】


30kmを通過し、しばらくすると、新たな体の異変に襲われました。

それが、

「呼吸ができない・・・」

と、いうものでした。


そう、それは、

見えない手で、私の気管を握りつぶされているかのように、

吸う息はもちろん、吐く息さえも細くなり、

吸うときも「ズ・・・ズゼェー」という、奇妙な音を発し、吐くときもまた、同様の音を発しながら、絞り出すように肺の中のものを吐き出すようになりました。


すると、

当然、体内には酸素がいきわたらないので、

脚は全く動かなくなり、頭の中もぼんやりとしてきますが、

練習不足の足裏は、すでに着地の衝撃を受け止めることができず、

着地のたびに激痛を脳内に届けてくれるので、意識だけははっきりとしている分、

苦しさは、全開で体中に伝わってくるのでした。



・・・・・・


【果てしない道のり】



1kmが遠い・・・

そう感じるのも無理がありません、スローペースで走っても、4~5百メートルで歩いてしまうので、1km先の標識が全く見えてきませんでした。

でも、

とりあえず「32km」を通過すれば、残りは10km

そこからは気持ちを切り替えられるんじゃないか?

という、淡い期待だけを胸に、

それでも前に前にと、一歩ずつ進んでいきました。



・・・・・・・・・



【折れそうな心】


何とか、32kmの標識を超え、残りが10kmを切りました。

依然、息は苦しく、気味の悪いゼーゼーという音を発しながらの呼吸が続き、

走っては歩くを繰り返していきました。


で、


ようやくたどり着いた33km地点

これで残り9kmですが、

33kmの標識の前で脚が止まり、もう歩くこともできませんでした。


すると、


「どうしよう? ここでリタイヤしようかな?」


と、本気で考えました。



息もできない

脚も動かない

足裏には激痛が走る


それにより、目的も意義も見い出せなくなってしまいました。



するとそこに、

「すぐ近くに救護所があるよ。もうちょっと頑張って!」

と、

沿道の方からそう教えてもらい、

とりあえず2百メートル先にあったエイドに向かいました。



もちろんここでリタイヤをコールしてもよかったんですが、救護所があるのでそこでコールドスプレーを脚全体にかけてもらい、

そのあとで足の痛みと熱を取ろうと、エイドの給水用の水を目いっぱい足にかけ、シューズがずぶぬれになるくらいにしたことで、少し痛みが紛れてきました。(←多分気のせいレベルですが)

で、これにより、

もう少し前に進んでみようという気持ちに変わり、エイドを出ようとしたら、

「これ食っていって!」

と言っておじさんに渡されたのは、

「鶏のから揚げ」

でした。




さて、

私はこれまで、フルやハーフのレース中に水とスポーツドリンク以外のものを口にしたことはありませんでした。

それは当然、フルマラソン以下の距離では給食をする必要がなかったからで、

そんなことをするのは、エネルギーが枯渇するウルトラマラソンのレースくらいでした。

でも、

今日は、このから揚げが、めちゃくちゃうまかった!

もちろん胃痛がしているので、油物はどうか?

とも思いましたが、ガス欠の体に燃料を少しでも入れることで、また少し動くことができる。


ウルトラで学んだ経験が、生かされているのだと感じました。

なので、

そうだ、


「このコースのリミットは、6時間もある」


ならば、


「歩いてでもゴールはしよう!」


そう、奮い立つことができました。



・・・・・・



【支えてくれたもの】


ぐんまマラソンのありがたいのは、約2kmおきにエイドがあることでした。

なので、

この後のエイドでは、バナナに梅干し、お菓子だっていただきました。

もちろん、そのすべては前に進む気力を得るため

だったのですが、

もはやマラソンに必要な「走る」なんていう動作は、ほとんどできない状態になってしまいました。

と、いうのも、

走ろうとすると脚は攣りそうになり、動かす脚は重く鉛のようで、

本当にウルトラマラソンの80km過ぎを進んでいるかのような錯覚に陥りました。

なので、

いっそのこと15分ほど沿道に寝転んで寝てしまおうか

と、そんなことまで考えるようになりました。

でも、

エイドでの応援の声

そして、

温かいエイドでのおもてなし

そんな給食での回復


これだけを頼りに前へ前へと進んでいくのでした。



・・・・・・・・・



【生きている実感】


ようやく37kmを過ぎ、ラスト5kmとなりました。

依然、1km7分前後かかるタイムで進んでいます。

なので走れる距離は200mが精いっぱいでした。

おそらく歩幅は、80cmくらい。

なので、

走るときは歩数を数え、「200m分の250歩」までは頑張ろう!

という気持ちで進んでいきました。

で、

200m走ったら100m歩いて、また200mを走る。

こんな感じでも、

「死にそうにきつい!」

と、感じるものでした。



で、

走れなくなって歩きだすとヨロヨロと蛇行しつつも

なんとか40kmの標識を過ぎ、ラスト2kmを迎えたころ、

ある思いに駆られました。

それが、

「あぁ、俺って今を生きているんだよな~」

っていうこと。

それは、

今は、苦しくて、辛くって、死にそうなんだけど、

でも、

「死にそう」ってことは「死んではいない」

つまり、「生きている」。

っていうこと。


ちなみに、これまでも、

「なんで、みんな、こんな苦しい思いをしてまでマラソンに魅せられるんだろう?」

って思ったことがあったのだけれど、

これほど、「生(せい)」を実感できるスポーツって、なかなか無いからじゃないかな?

って今回は感じました。



・・・・・・・・・・・・



【最後のプライド】


41kmを通過

残るは、1.2kmとなりました。



前日は、

「明日の大会は、行くのやめようかな?」

なんて、弱気の虫が走り、

当日の朝は、

「このまま布団の中で寝ていたいな~」

って思いながら、

それでも、近場なんだから、行くだけ行ってみようと思ってやってきた会場でも、

「やっぱり、リタイヤしそうだから、スタートせず、このまま帰りたいな」

って、思っていました。


そんな、

すっごく弱気で始まったレースでしたが、

ヨロヨロのボロボロで、歩きまくったフルマラソンでしたが、何とかゴール直前までくることができました。


ラスト700m

ここで、一旦ゆっくり歩きました。

200mほどゆっくり歩いて、

ここで、最後の力をためて

残り500mほど

あとはゴールまで止まれないと思いました。

つまり、

「最後は走ってゴールがしたかった。」



それは、

「多分リタイヤするだろう」

という思いで始まった、

走る前までの自分自身に対して、

「ざまーみろ!」

って、言ってやりたい一心でした。



・・・・・・・



【戦い終えて】


さて、

ヨタヨタ走りながらも止まらずに走り切り、

ようやくみえたゴールライン

どんなレースの時でも、この瞬間だけは本当に最高な気分ですね。

「やり切った満足感」

やはりこの一言に集約できると思っています。

そんな、ゴールラインを通過し、振り返って、今来たコースに一礼をする。

すると、

「今日は本当に耐え抜いた」

その一言しか、感想はありませんでした。


当然、良かった点はまるで見当たらないし、

むしろ、

「舐めた練習で走り切れるほど、フルマラソンは甘くない」

ということを、再認識させてもらったような気さえしました。



そういえば、スタート前のセレモニーで、

ゲストで来ていた、「谷川真理」さんが、

「マラソンに、まぐれはありません。練習でやってきたことだけが、本番に現れます。」

と、そんな感じのことを言っていたのを思い出しました。

ですので、



どんなにシューズの力を借りようとも、

結果はやはり、

練習につながっていて、

その結果というのは、



今をしっかりと物語っているのだと感じました。




戦い終えて今、

「ゴールにたどり着く、ランナーとしての矜持だけは持っていた」

ことだけが、今日の誇りだったと思っています。





・・・・・・




さて、

今年のレースはすべて終了しました。


今年は、公私ともに忙しくて、ハーフ3戦、フル1戦、ウルトラ1戦の5レースだけでした。


ちなみに来年も、今年同様の感じです。

なので、

すでに、例年参戦の「長野マラソン」は、来年はエントリーをしていません。

でも、

まだまだ走り続けたいと思います。

いや、

走り続けます。

来年は、どんなシーズンとなるのでしょうか?

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11月3日(日)

本日は「ぐんまマラソン」でした。

とりあえず本日は、前編です。

明日も休日なので、後編は明日書ければいいかな?って思っています。



・・・・・・・・



さて、さかのぼること

10月30日(水)

朝8時半からの会議が大荒れして、12時過ぎまで台風のような荒れた会議となりました。

その後も、荒れた状況を引きずり、

夜もその対応に追われたのでした。


で、


10月31日(木)

この日も、前日の対応に追われ、心身ともにヘトヘト・・・

だったので、


恒例の水曜日のブログ更新なんてしている暇もなく、

さらに、ヘトヘト感から、

この日のランは、



4kmまでの、超遅いジョグで、5km目はウォーキングで終わっちゃうのでした。

で、

さらに次の金曜日は、





ジョグは2kmまでしかできず、3km目はやはり、歩いて帰宅したのでした。



・・・・・・・


と、まあ、

レース直前なのにボロボロでした。




でも、


11月2日(土)

この日は、休日だったので、全く走らずに、

朝一で、娘が高校の模擬試験日だということだったので、学校に娘を送り届けた後は、

ゆっくりと本を読んだり、

アニメを見たりしながら、まったりと一日を過ごしていたら・・・

午後3時ころ・・・


あ、痛たたた・・・・・・!


と、

急に腹痛がしてきました。

で、

その後は、

横になっていても痛みはあり、

夜は明日に備えて、早くに就寝しても、痛みで何度も目が覚めて、

ほとんど寝た気分がしませんでした。



やはり・・・、

このところの(←いや、もうずいぶん長いことw)

飲みすぎがたたったせいでしょうか?

嫁さんには、

「ついに沈黙の臓器『肝臓』の逆襲か?」

などと罵られw(←胃が痛いと言ってるのに、肝臓?)

ましたが、

事実レース前なのに、禁酒は金曜と土曜の二日だけでしたから、

とにかく、胃の具合がよくないので、






家に合った薬を飲んでとにかく体だけは休めることにしたのでした。



・・・・・・・



2019年11月3日(日)

いよいよ、ぐんまマラソン当日です。

朝3時に(一応)起床しましたが、あまりにも体調が悪ければ、棄権しようかと思いました。

が、

多少、キリキリと胃が痛みましたが、

とりあえず、隣県の群馬県なので、

「行くだけ行ってみよう」

と、いう感じで出かけたのでした。



・・・・・


で、

車内では・・・



気分を高めるために?

もう、何度も見た「ガンダム・ナラティブ」を流しながら移動w

して、





大会会場に着きました。

で、

早速、着替えをして、トイレを済ませ、手荷物を会場に預け、






いよいよ、スタートラインに並ぶのでした。


・・・・・・・・


さて、

早いもので、私のマラソン歴は9年となりました。

ので、

もう、数えきれないほどの大会に参加しました。

が、

こんなに緊張したスタートラインは、初めてでした。



ちなみにこれまで、


記録を狙った日もありました。

一方、特に記録を狙わなかった日もありました。

そして、

脚の不調があった時もありました。


が、それでも、

「本当に完走ができない不安」

と、いうのは一度もありませんでした。

それは、

これまでは多少不調でも、ゴールまでの制限タイムには余裕があるので、終盤歩いてでも、ゴールはできる自信があったからです。

ですが、

今回は、時間云々ではなく、

そもそも「42kmも走れる(動ける)のか?」というところに不安がありました。



それもそのはず、


先週の土日は、10kmづつしか走れず

直前の木金では、5kmすら走れなかった

そこに加えて、昨日からの腹痛のおまけもある

それでどうして、完走できるのだろうか?



さらにさらに、

初夏~秋にかけての練習不足も不安材料です。

でも、

生意気に、過去の実績から、私のナンバーカードに書かれたスタートポジションは、一般の部では最前列の

「Aグループ」

と、なっていました。(つまり、陸連登録の部のすぐ後ろ)

なので、

私の周りはみんな、速そうだし、

トレーニングを積んでいそうだし、

なにより、自信がありそうでした。


が、

一方の私には、そのすべてがありませんでした。

が、

ちょっとでも前からスタートしておきたいという卑しい気持ちがあり、

結局最前列からスタートすることにしました。


・・・・・・


で、8時55分になり、

いよいよスタート5分前。


スタート前のセレモニーが、簡単にあり


私のどきどきも最高潮となりました。


・・・・・


で、9時ジャスト

号砲とともに、不安たっぷりのドキドキのままスタートしていったのでした。


・・・・・本編に続く


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プロフィール

HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
花の昭和47年生まれのアル中&メタボ中年が、何を血迷ったのか38歳からランニングを開始!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
サブスリー時代のブログを閉じて、新天地にやってきました。
毎日が、「日々是好日」。
ランRUN日和になりますように!

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