日々是好日、ランRUN日和
かつては、サブスリーランナーとして幾多のレースを駆け抜けてきました。 怪我をして、一歩引いたところに身を置いたとき、新しい走りの楽しみを見つけに行きたくなりました。 日々是好日(ひびこれこうじつ)。 毎日が最良の日になりますように!
3月10日(日) 9:45
はるな梅マラソンの号砲が鳴りました。
先ずはここのコースの高低差を見てみましょう。
誰が考えたのでしょう?
ほとんど登りか下りしかありません。
そんなコースなので、前半突っ込みすぎると後半確実に撃沈する難コースです。
ので、
序盤は抑えて走っていきました。
・・・・・・
さて、
1km通過直後から始まる上り坂。これは単なる序曲にしかすぎませんでした。周囲から聞こえる荒い息。もちろん自分自身も例外ではありませんでした。
3kmあたりまで登りが続くと、そこから一気に登った分を駆け下ります。下りだからと言って、調子に乗ると、やはり脚にダメージが残りますので、ここもやや慎重に駆け下りていきました。
そして、一旦大会会場付近に戻ってくるコースですが、そこも通過し、更に坂を駆け下りると、ようやく5kmを通過したところになりました。
そう、
まだ序盤のはずなんですが、この日は「ようやく」と感じるほどに、アップダウンコースによって、1kmがいつもより長く感じていました。
そんな長い5.5kmあたりを通過すると、ここから延々と続く登りセクションに入りました。
ので、
「ここからが本番だ!」
と自分自身に言い聞かせて走っていきますが、早くも序盤のアップダウンで脚が重くなってしまい、のろのろペースで走っているような感覚になっていきました。もちろんこの日も時計は見ないで走る作戦でしたので、実際のペースはわかりませんでしたが、周りのランナーについていくことで、「決して遅くはないはずだ」と自分を鼓舞して駆けていきました。
9km通過。
坂の斜度はグングンと上がり、必死にこらえて走っていきますが、もはや歩いているような速度に感じるほどにペースが落ちていきました。
ちなみに坂が苦手な私は、斜度がきつい坂ではどうしても足首で蹴る走りになってしまい、どんどんとふくらはぎを酷使していくようになりました。
長い急坂区間。
すると・・・
急に両方のふくらはぎがビクンと攣ったような感じになり、ついに脚が止まってしまいました。
・・・・・・・・・
「負けレース」
マラソンは完走すれば「勝ち」と言われがちですが、私の考える「完走」は、単純に制限時間内にゴールすることではなく、「全行程を走りきってゴールすること」に意味があると自分では思っているので、止まった瞬間に「負け」を痛感してしまいました。
まだ半分にも到達していない10km手前での痛恨のストップ。簡単にストレッチをして走り出しますが、100mも進むと、又足が止まるということを繰り返しながら坂を上っていきました。
・・・・・・・
「リタイヤしたい」
そう思えるほどの疲弊感。何とか半分の10.55km地点を通過し、折り返し地点に向かう坂道を駆け下りますが、一度つぶれた脚は、下りでもスピードが上がりませんでした。
折り返しポイントを通過すると、当然下ってきた分又登りが現れ、そして細かいアップダウンの一つ一つに脚が悲鳴を上げていきました。
16km過ぎの下り坂。
急すぎる下りは脚を制御できず、バタバタと下っていきました。そして下ったかと思ったらまたすぐに表れる急坂に、もうどうにも対応できず、又脚が止まりました。
18km地点。
5分咲きと聞いていた梅林の中にいますが、梅を見る余裕すらなく、ラストの下り坂に向かってただひたすらに走っていきました。
周囲からは、「頑張れー!あと少し!」の声に励まされますが、ラストの下りを疾走するだけの余力が全くなく、苦悶の表情でただひたすらにゴールを目指していきました。
そしてようやく通過したゴールライン。
そこにあるはずだった「達成感」は全くなく、只々「終わった」、「もう走らなくていい」という安堵感だけがそこにありました。
そして激しい疲労感。
体中がボロボロでした。それでも唯一助かったのは、レース直前まで痛んだ肩が、直前のマッサージの甲斐あってか、腕振りの際にその痛みを感じなかったことでしょう。
従って、今回の敗因は何といっても
「トレーニング不足」
の一言。
こういう厳しいコースでは、一切のごまかしがききませんから、鍛錬が足らないことが、すぐに露呈してしまうのだなと感じました。
ので、
やっぱり、マラソンはすごいですね。まぐれ当たりも、ラッキーパンチもありませんから、シビアに今の自分を測ることができます。
ちなみに、今日の結果は、
1時間34分54秒。
これが、この日の実力でした。まったくお話にならないレベルにいることはわかっています。
でも、
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
明日の実力。来月の実力。来年の実力に向かって、再スタートです。
シューズに笑われない走りを取り戻すために・・・
最後に各ラップです。
EPSONのGPSは、ちょっと短く距離を計測する癖があるので、21kmに足りていません。
周囲のGPSウォッチが発するラップ毎の音を聞いても、EPSONだけ遅れている感じです。
が、
それはそれ
遅かった結果に変わりはありませんでした。
本日のラン びっくりするほどの疲労感で、ランオフ
はるな梅マラソンの号砲が鳴りました。
先ずはここのコースの高低差を見てみましょう。
誰が考えたのでしょう?
ほとんど登りか下りしかありません。
そんなコースなので、前半突っ込みすぎると後半確実に撃沈する難コースです。
ので、
序盤は抑えて走っていきました。
・・・・・・
さて、
1km通過直後から始まる上り坂。これは単なる序曲にしかすぎませんでした。周囲から聞こえる荒い息。もちろん自分自身も例外ではありませんでした。
3kmあたりまで登りが続くと、そこから一気に登った分を駆け下ります。下りだからと言って、調子に乗ると、やはり脚にダメージが残りますので、ここもやや慎重に駆け下りていきました。
そして、一旦大会会場付近に戻ってくるコースですが、そこも通過し、更に坂を駆け下りると、ようやく5kmを通過したところになりました。
そう、
まだ序盤のはずなんですが、この日は「ようやく」と感じるほどに、アップダウンコースによって、1kmがいつもより長く感じていました。
そんな長い5.5kmあたりを通過すると、ここから延々と続く登りセクションに入りました。
ので、
「ここからが本番だ!」
と自分自身に言い聞かせて走っていきますが、早くも序盤のアップダウンで脚が重くなってしまい、のろのろペースで走っているような感覚になっていきました。もちろんこの日も時計は見ないで走る作戦でしたので、実際のペースはわかりませんでしたが、周りのランナーについていくことで、「決して遅くはないはずだ」と自分を鼓舞して駆けていきました。
9km通過。
坂の斜度はグングンと上がり、必死にこらえて走っていきますが、もはや歩いているような速度に感じるほどにペースが落ちていきました。
ちなみに坂が苦手な私は、斜度がきつい坂ではどうしても足首で蹴る走りになってしまい、どんどんとふくらはぎを酷使していくようになりました。
長い急坂区間。
すると・・・
急に両方のふくらはぎがビクンと攣ったような感じになり、ついに脚が止まってしまいました。
・・・・・・・・・
「負けレース」
マラソンは完走すれば「勝ち」と言われがちですが、私の考える「完走」は、単純に制限時間内にゴールすることではなく、「全行程を走りきってゴールすること」に意味があると自分では思っているので、止まった瞬間に「負け」を痛感してしまいました。
まだ半分にも到達していない10km手前での痛恨のストップ。簡単にストレッチをして走り出しますが、100mも進むと、又足が止まるということを繰り返しながら坂を上っていきました。
・・・・・・・
「リタイヤしたい」
そう思えるほどの疲弊感。何とか半分の10.55km地点を通過し、折り返し地点に向かう坂道を駆け下りますが、一度つぶれた脚は、下りでもスピードが上がりませんでした。
折り返しポイントを通過すると、当然下ってきた分又登りが現れ、そして細かいアップダウンの一つ一つに脚が悲鳴を上げていきました。
16km過ぎの下り坂。
急すぎる下りは脚を制御できず、バタバタと下っていきました。そして下ったかと思ったらまたすぐに表れる急坂に、もうどうにも対応できず、又脚が止まりました。
18km地点。
5分咲きと聞いていた梅林の中にいますが、梅を見る余裕すらなく、ラストの下り坂に向かってただひたすらに走っていきました。
周囲からは、「頑張れー!あと少し!」の声に励まされますが、ラストの下りを疾走するだけの余力が全くなく、苦悶の表情でただひたすらにゴールを目指していきました。
そしてようやく通過したゴールライン。
そこにあるはずだった「達成感」は全くなく、只々「終わった」、「もう走らなくていい」という安堵感だけがそこにありました。
そして激しい疲労感。
体中がボロボロでした。それでも唯一助かったのは、レース直前まで痛んだ肩が、直前のマッサージの甲斐あってか、腕振りの際にその痛みを感じなかったことでしょう。
従って、今回の敗因は何といっても
「トレーニング不足」
の一言。
こういう厳しいコースでは、一切のごまかしがききませんから、鍛錬が足らないことが、すぐに露呈してしまうのだなと感じました。
ので、
やっぱり、マラソンはすごいですね。まぐれ当たりも、ラッキーパンチもありませんから、シビアに今の自分を測ることができます。
ちなみに、今日の結果は、
1時間34分54秒。
これが、この日の実力でした。まったくお話にならないレベルにいることはわかっています。
でも、
過去は変えられませんが、未来は変えられます。
明日の実力。来月の実力。来年の実力に向かって、再スタートです。
シューズに笑われない走りを取り戻すために・・・
最後に各ラップです。
EPSONのGPSは、ちょっと短く距離を計測する癖があるので、21kmに足りていません。
周囲のGPSウォッチが発するラップ毎の音を聞いても、EPSONだけ遅れている感じです。
が、
それはそれ
遅かった結果に変わりはありませんでした。
本日のラン びっくりするほどの疲労感で、ランオフ
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プロフィール
HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
花の昭和47年生まれのアル中&メタボ中年が、何を血迷ったのか38歳からランニングを開始!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
サブスリー時代のブログを閉じて、新天地にやってきました。
毎日が、「日々是好日」。
ランRUN日和になりますように!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
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お疲れさまでした
野辺山のミニコースのような高低図に驚きました。
RXさんも手こずった坂では、ほかのランナーも苦しんで走っていたのでしょうね。
ハーフにしては、きつすぎませんか。それでも100分切りはナイスランだと思います。
Re:お疲れさまでした
去年は完全完走できたんですが、ちょっと前半突っ込みすぎると一気に脚に来てしまうので難易度高めのハーフコースですね。
折り返し地点があるので、後続のランナーの表情を見て取れるんですが、皆一様に疲弊しきった感じで、坂を駆け上がる(歩きも多数)ので、なかなかのドSコースです。
体験しないと、なかなか伝わらないので、いつか是非ご参加ください。
完走
素人ながらとても分かります(^^)
だからって『完走』のためにペースを落とせば
それで納得ってことでもないレベルで戦ってる
というのも分かります(゚゚)(。。)
私はペース落としてでも『完走』を目指した方が
結果的に早くなる初心者ですw
いろんな目標のランナーがいるんでしょうけど
種目順位、総合順位、が上位12%くらいに入る
というのは素直にすごいと思いますけどね(^^)
その坂道、たぶん歩くのでも
嫌がる人いると思いますよ(^^;
Re:完走
それを的確に表現しているのが、
「歩くのを嫌がる人もいる坂」
そう、りょうまさん、ナイス表現!そんなレベルとご理解くださいw
マラソンは、決められた距離を走ってゴールする競技。歩いたり、休憩したりじゃダメですね。もっと精進しないと!
凄い!
同じ日僕は平坦路で楽しみました(^_^)
立川ハーフマラソン
全日本学生選手権も兼ねているとかで
箱根の有名人が沢山参加されていて
トップランナーの走りを実際にみて
ただただ凄~~~~い!
と・・・
自分も自分で限界を決めないで
もう少し足掻いてみようかと・・
長野マラ~野辺山
納得のいく走りを期待してます!
Re:凄い!
本当に「飛ぶように走る」という感じで、長距離選手といっても一歩の跳躍力が高い方がランニングエコノミーが高いので、そのあたりは特にただの市民ランナーとは違う点だと思っています。
見て、学んではできるんですが、実践はできないのが悲しいところw
あんなバネは、天性の代物ですから、自分にできる範囲で頑張っていこうと思います。