日々是好日、ランRUN日和
かつては、サブスリーランナーとして幾多のレースを駆け抜けてきました。 怪我をして、一歩引いたところに身を置いたとき、新しい走りの楽しみを見つけに行きたくなりました。 日々是好日(ひびこれこうじつ)。 毎日が最良の日になりますように!
2018年5月20日(日)
AM3:00起床
さて、この日は、ウルトラマラソンのレース当日でした。
前日会場入りしていたので、車中泊で朝を迎えましたが、朝の気温は2~3度しかなく、非常にい寒い朝でした。
ので、
車のエンジンをかけ、暖房をつけて、2時間後にスタートするレースに備えてすぐに朝食をとりました。
ちなみに朝のメニューは、
鮭の彩りご飯と卵のマフィン。
これで摂取カロリーは550Kcalほどでした。
普通の朝ならやや多すぎる量ですが、この日はウルトラのレース。レース中の消費カロリーだけでも6200Kcal前後は使うので、全然足りない気がしました。
が、
レース中のエイドでは、パンやチョコ、おにぎりに、そば、そしてうどんなど、補給食はいくらでもありますので、エイド中の補給でしのぐことにして、スタート会場に向かいました。
AM4:00
会場でラン友の「いけたかさん」と合流。
レースウェアに着替え、荷物を預け、二人でスタートを待ちますが、あまりの寒さで凍えそうになりました。
が、
スタート30分前ごろには、スタートブロックに入ると、
いつもの「けつ出しカニ星人(仮)」をはじめ、「女装のおじさん(仮)」や「サル(仮)」など「いつもの出場メンバー」に加え、
朝日に映し出された、
八ヶ岳連峰を望むと、改めて今年もこの地に来たことを実感しました。
・・・・・・・
AM5:00
・・・の、30秒前
スタートを盛り上げるアナウンサーが、
「では、スタート30秒前です!みんなでカウントダウンしましょう! 29・・・28・・・27・・・」
で、
ランナー全員が、
「なげ~よ!」
と、突っ込みをいれていましたww
で、
(お願い事項)
毎年同じ突込みを食らっているので、そろそろ学習して、「10秒前」からカウントをお願いいたしますwwwww
・・・・・・
で、
なんやかんやで、スタート5秒前・・・
4・・・3・・・2・・・1
AM5:00ジャスト
野辺山100kmがスタートしました!
さて、
スタート時の気温は、オフィシャルの発表で「5度」と聞いていましたので、Tシャツとランパンでは、非常に寒かったので、雨用の「ビニールポンチョ」を着用して走り出しました。
ので、
走るたびにビニールのこすれる音がカシャカシャとしていましたが、清々しい朝の野辺山高原を気持ちよく駆け抜けていきました。
最初の10kmは、スタート地点から野辺山の天文台周辺をぐるりと1周回った後、林道トレイルに向かう走路。
ですので、この辺りは大きなアップダウンもなく、100kmの道のりに向けたアップ代わりのコースとなっていました。
雄大な山並みを望みながらの清々しい早朝ラン。
ですが、
気持ちよく走れるのも、当然ここまで。
ここからは、様々な地獄が待っているのでした。
・・・・・・
第1地獄 林道トレイル
10km過ぎからは、横岳の林道トレイルが始まります。7kmほどで標高ベースで400m位を登り、その後は5kmほど林道を駆け下りるというトレイルランでした。坂は緩急様々で、トレイルとしては路面がしっかりしているほうですが、やはり舗装路とは違い足元がぐらつきますので、登りも下りも、かなり体力を消耗させられました。
序盤のここで足を使いすぎると後半で手痛いしっぺ返しを受けそうなので、心拍数が165回/分を超える場合は、一旦歩いて心拍を調整して進んでいきました。
で、
標高1908mのコース最高地点に到着すると、多少の登りの区間を挟みますが、一気に砂利道を駆け下りていくことになりました。
やはりここも、足元が悪いので、それにビビッて下りなのにブレーキをかけると、足元に変な力が入りますし、スピードも出せません。
ので、
坂を駆け下りる際は、着地する場所を瞬時に見定め、足元を下手に踏ん張らずに自由落下に任せて駆け下りていきました。
こういう足元の悪い路面では、体幹がものを言うと思いますので、日ごろのプランクによる体幹強化のおかげもあり、ここは颯爽と駆け下りることができました。
・・・・・・・
26km地点
ようやく長い林道トレイルを駆け下りると、次は舗装路面の急坂をさらに駆け下りていきました。
当然、長い下り坂は脚への衝撃も大きく、大腿四頭筋には負荷がバンバンかかっている感じがしていました。
そして、ようやく坂を下り終えると、次は又長い坂を駆け上がったり、そしてまた長い坂道を駆け下りたりしつつ、途中では未舗装路があったりと平たんな道が全くない、これはこれでハードな道を進んでいくのでした。
・・・・・・・・・
32km地点
やはり朝の食事が軽かったのか、早くも「ガス欠感」に見舞われました。しかし、身に着けている補給食は、糖質補給用のジェルが2本だけ。
ちなみに私が荷物の補充ができるのは、71km地点だけ。(42kmの荷物預けには、なにも預けていないため)
なので、
ここは、ぐっと我慢して、次のエイドへと進んでいきました。
・・・・・・・
35km地点 稲子の湯エイド
ようやく着いたエイド。
ここは、お汁粉が置かれているエイドです。
ので、
お汁粉を頂いて、糖質補給しました。
ちなみに、35kmも走ってきてから頂くお汁粉ですから、見ての通り普段食べるお汁粉に比べると、
汁はシャバシャバ(薄い)です。
で、
これしきでは当然足りないので、お代わりを頂き、2杯のお汁粉摂取で、このエイドを後にしました。
・・・・・・・・
で、
稲子の湯エイドを超えると、急な坂道を駆け上がっていくことになりますが、お汁粉を食べた後なので、元気に駆け上がっていくことができました。
・・・って言ってみても、
ま、500mほどですけどねwww
で、
後はやっぱり歩きを織り交ぜながら、坂道を駆け上がりきると、ここからは一転、一気に坂を駆け下りるルートとなりました。
ちなみに距離でいうと、37km地点位から44km地点位まで一気に坂を駆け下りて、幹線道路に出るルートになりました。
・・・・・・・
第2地獄 下り道地獄
一般的には、
「下り坂は、走るには楽な道」
と、思うかもしれませんが、30km以上走ってきた後の急こう配の坂道を何キロも走るのは、脚に相当のダメージを与えました。
ちなみに、
この道を駆け下りれば、「箱根の6区」がどれだけきついか少しだけわかるかもしれません。
そんな、長い急坂で、足のダメージに配慮しつつ駆け下りていくと、
心拍数は上がり、疲労はどんどん上がり、足のダメージもどんどん上がって行きました。
が、
その下り坂の中間点の42km地点を通過すると3時間43分程で通過していて、ウルトラのフルマラソン通過距離で無事サブ4を達成していました。
ので、
「ここまではとりあえず順調に来ている」ことを確認しつつ、50kmポイントを目指して進んで行くのでした。
・・・・・・・
50km地点
ここは、丁度コースの折り返し地点になりますが、スタート地点の標高1355mから標高880mまで下がってきた場所にありました。
ので、
後半のコースでは、ここから馬越峠頂上の1620mまで上らなければなりません。
すると、今度は登りすぎているので、そこからは峠をいったん下りますが、下りすぎた分は、結局スタート地点の1355mまで登って戻らなければならないという「えげつないアップダウンコース」になっていました。
ので、
「非常に厳しい後半戦。」
「気持ち的には、ここでまだコース全体の4割程度。」
ということで、
60km~65kmぐらいで真の後半戦だと思っていました。
とは言いつつ、距離的には半分まで来た50km地点の補給エイド。
ここでは、
「手打ちそば」が頂けるエイド。
ですので、
ここでもしっかり栄養補給をすべく、
手打ちそばを頂きました。
で、
その写真を撮っていたら・・・
エイドのおじさんが、
「おー、余裕あるね~」
って言ってきました。
更に、今日の私のランシャツを見ると、昨年の野辺山100kmウルトラの参加記念Tシャツを着ていたので、
「な~んだ、もう何度も出てるんだ」
って、言われたので、
「ええ、もう6回目です。41歳から出始めて6年連続ですからうまくいけば50歳で「デカフォレスト(10回完走の称号)」が手に入ります」
って、言ったら、
「まぁ、連続で完走する必要はないんだから、気楽に頑張んな」
って言われて、
ここで、「心の荷」をひとつ降ろすことができました。
でも、まあ、
今回も無事6回目の出場ができたわけだから、完走目指して頑張りましょうかね~
・・・ってことで、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
後半に続きます・・・・・
本日のラン ・・・って、昨日の今日で走れるか~!ww
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プロフィール
HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
花の昭和47年生まれのアル中&メタボ中年が、何を血迷ったのか38歳からランニングを開始!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
サブスリー時代のブログを閉じて、新天地にやってきました。
毎日が、「日々是好日」。
ランRUN日和になりますように!
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スタートですね♪
ブログを見てる私にすれば
今一緒に走っている気分で読んでます(^^)
あの写真は雲海!?
いやぁ、田舎といえばそれまでですが
大自然、大勢のランナー、
そしてそれぞれの思いが集まってると思うと
ワクワクしますね♪
(見ている方は気楽ですみません(^^;)
記事だけ見てると気負いも不安もなく
すごく自然体に見えます。
写真を見ると天気も良さそうですね♪
30秒のカウントダウンは
これから走る100kmの長さを
暗に語っているのかもしれませんねw
後半も応援してます♪
(本当は終わってるけどw)
Re:スタートですね♪
りょうまさんの言う通り、本当に自然体でリラックスしてスタートラインに立つことができました。
ラン友さんとも話したんですが、ウルトラって本当に長丁場の戦いなので、フルのレースみたいにピリピリしたムードがないんですよ。「ゆっくり14時間かけてもいいから、とにかくゴールするぞ!」って感じのノリの人が多いので、スタート前もまったりした空気が流れています。
もちろん、タイムアタック狙いで緊張してる人もいますが、大半は「大人の遠足」を楽しむムードで満載でした。
山のすそ野に広がる雲海と、大自然が広がる景色は、都会から来たランナーにはなによりの「ご馳走」になるんでしょうけど、地元長野県内の「田舎者」にとっては、感動が薄いのが難点ですw
無題
ここまでかなり上位で走ってますね。
順調にハーフ通過で、さあ後半戦。
どうなったのか、楽しみです。
Re:無題
確かに前半は、上出来すぎる状況でした。50kmのエイドで会話したおじさんにも、「今、60番位の順位だよ」って言われましたのでびっくりしました。
当の本人は、抑えて走っていたつもりだったので「2~300番位かな?」って思っていたくらいでしたからw
とはいえ、後半戦はこれから!
なんとか、早めに書き上げます。