日々是好日、ランRUN日和
かつては、サブスリーランナーとして幾多のレースを駆け抜けてきました。 怪我をして、一歩引いたところに身を置いたとき、新しい走りの楽しみを見つけに行きたくなりました。 日々是好日(ひびこれこうじつ)。 毎日が最良の日になりますように!
毎日、毎日、忙しい日々で、
仕事に追われ、休みもなく、只々日々を浪費しています・・・
そんな中、
日々の唯一の楽しみといえば、
手塩にかけて「娘たち」を育てることと(←こんな50歳でスマンw)
後は、『読書』くらいです。
さて、そんな中、
2022年の年初に掲げた目標が、
「年間100冊を読破する!」
と、言うものでした。
と、言うのも、
誰が言ったか、本好きを語るには年間100冊以上というのが、ひとつの指標らしく(←諸説あります)
昨年は、終盤に失速して「82冊」で終えてしまった(←たしか、ときメモとスパロボにハマって、読書をサボったww)
ので、
今年こそ100冊!
と、意気込んでいたわけです。
で、
先日99冊目を読了し、遂に100冊目の節目を迎え、手にした本が、
なんと「百」にちなんで、
百田さんの「永遠のゼロ」でした。
2009年刊行の本なので、13年前の小説を今になってようやく手にしたわけですが、
言わずもがなの名作でした。
物語は、4年連続で司法試験に落ちた26歳の佐伯健太郎とその姉、慶子が太平洋戦争で戦死した祖父「宮部久蔵」について調べ始めることからスタートします。
実はこの「宮部久蔵」という男が実の祖父であることを二人が知ったのは、祖母が亡くなった6年前のことでした。しかも教えてくれたのは、それまで実の祖父だと思っていた人物からでした。
実の祖父「宮部久蔵」は、神風特攻隊員として南西沖に散華したことは知らされたのですが、それ以外のことについては母ですら全く知らないという事でした。
そこで慶子と健太郎は、実の祖父がどんな人物であったのか、母の為にも調べることになりました。
この後、物語は「宮部久蔵」を知る者たちの語り部により、戦時中と現代を行き来しつつ話が進みます。
そこでは、宮部久蔵と共に「あの時代」を生きた「時代の証言者たち」からの生々しい言葉があり、そこから「あの戦争は何だったのか」という事が読者に強く訴えかけられます。
そんな証言者たちを追うごとに「宮部久蔵」という男がどういう人物だったのかが、徐々にそして明確に浮かび上がっていきました。
そして遂に最後の証言者の口から語られた言葉からは、慶子と健太郎の想像を超えた意外な事実が待っているのでした。
・・・・・・・・・・・
この575ページにも及ぶ壮大な物語は、私にとっては読む前の想像を大きく超えたものでした。
というのも、
この本は、小説という「フィクション」の世界の中で、「ノンフィクション」の空気をふんだんにまとっていたからです。
それ故に戦争という我々の知らない時代を生きた男たちの心情がありありと伝わってきて、その思いが深く心に突き刺さってくるのでした。
しかし、そんなリアリズムの中でも、小説の中心はあくまでも「宮部久蔵」という男の謎であり、その謎が徐々に明らかになると、最後にはフィクションらしい結末をもって完結し、そこには清々しさと深い感動がありました。
・・・・・
そんなわけで、
この本を読んで、百田さんの描く物語は「リアリティー」と「ファンタジー」の融合であり、リアルが際立つことでファンタジーの説得力が増しているように感じました。(←あくまで、個人の感想ですw)
以前に読んだ「風の中のマリア」もそうですが、そこでは主人公である「スズメバチ」の生態をリアルに描くことで、その中で擬人化された蜂やその他の昆虫たちの想いや行動が、ファンタジーであるにもかかわらず、その描写に説得力が生まれていたように感じていました。(←あくまで、個人の感想ですww)
今作では「戦争」、特に「特攻」については、きっと入念な下調べとともに「生の声(経験者の言葉)」を拾い集めて作品に落とし込んだのではないかと思っています。そして、戦争や特攻に関する心情がリアルであればあるほどに、「空想の男」である「宮部久蔵」が、あたかも実在するのかのごとくのリアリティーを持って物語の中に存在したのだと感じました。(←あくまで、個人の感想ですwww)
と、まあ、いろいろ知った風なことを言っていますがw
素人が御託を色々ならべるよりも、
とにかく読みゃ~、わかる!
って感じなので、未読の方は是非どうぞ!!(←ビブリオバトルって難しいねw)
・・・・・・・・・・
というわけで、
どーでもいいと思いますが、
今年読んだ100冊のラインナップです!(←Σ(゚◇゚;)マジデッ!?)
(*´Д`)ハァハァ
100冊って、なかなかなボリュームだ~w(←これで、尺を稼いだww)
ちなみに、本の下の星マークは、
私の付けた評価(←素人評価ともいうw)
ですが、☆4,☆5は、読んで損はないと思います。
まあ、
有名作家さんの有名な本ばっかりw
ですから当然ですけどね。
そして、
本を買う時は、大抵、
ブクログで評価の平均点をチェック
してから買ってますので、
失敗は少ないんですけどね♪
ま、その辺もご参考までに♪
あ、そうそう、
ブクログの読書記録は、こんな感じです!
あと1カ月残ってるから、年間110冊は行けそうかな?
本日のラン 10.30km 54分15秒(←走る方は、手抜きだなw)
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プロフィール
HN:
RX-93
性別:
男性
自己紹介:
花の昭和47年生まれのアル中&メタボ中年が、何を血迷ったのか38歳からランニングを開始!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
サブスリー時代のブログを閉じて、新天地にやってきました。
毎日が、「日々是好日」。
ランRUN日和になりますように!
40歳でサブスリーを達成すると、42歳でフルマラソン2時間48分台を記録。
ランナーズのフルマラソン全日本ランキングのベスト100に掲載されると、有頂天もMAXに。
だが、
それが災いしたのか、その後は故障の連続。
ストレス解消のために走ったはずが、走れば走るほどにストレスに!?
サブスリー時代のブログを閉じて、新天地にやってきました。
毎日が、「日々是好日」。
ランRUN日和になりますように!
読書
RX-93さんみたいに公開してみたくなりました(^^)
いわゆる「物語」はあまり読まなくて
エッセイや啓発系がほとんどだし
数も知れてるんですけどね(汗)
本棚のタイトルは
個性や志向ものすごく表れるので
公表するのは多少の勇気が要ります。
少なすぎて恥ずかしいのもあるし(笑)
これだけ本を読んでると普段
目に写ったり耳にしたものの後ろにある
姿のない色んなものが紐づいた状態で
情報が入ってくるんだろうなぁと思います。
ネットニュースや誰が書いたか分からない
感想みたいな記事ばかり読むのとは
ワケが違いますもんね(^^)
Re:読書
いつ、何を読んだか振り返れますし、「あらすじを忘れた!」なんてときも、本の紹介ページから確認できますので便利です。
そして何より便利なのは、本を買う時に「前に読んだことがあるかどうか確認できる」所にあります。
この機能のおかげで、同じ本をまた買ってしまうという悲劇はほとんどなくなりました。(←でも、まれにあるw)
こうやって公開してみると、指向の偏りが見えてきますね。
小説ばっかりだし、ミステリばっかりだし、自己啓発物はほとんどないしw
自己啓発物は、40代が一生懸命読んでましたが、ある程度一巡すると、似たようなお話ばっかりなので、あるときからピタリと読まなくなりました。
とはいえ、「実践できてるからもういい」ではなくて、単に「飽きた」だけというのがミソなんですがwww